ガラットが
目指すところ
ストーリー
当法人の代表理事は、アフリカ15カ国、アジア10カ国を旅した旅人です。その旅の中で多くの貧困に苦しむ子どもを見てきましたが、実際に目の前に困っている子どもがいても何もできず、自分の無力さに失望したというエピソードがあります。
何もできなかった悔しさを胸に、「目の前で困っている子どもを救える人間になる」と決め、人生を児童福祉に捧げることにしました。
そして、実際に自立援助ホームで働き、日本にも支援を必要とする子どもがたくさんいることを知りました。また、自立援助ホームの課題として、退所後のアフターサポートを充実させる必要性が見えてきました。
そんな中、地元である栃木県の県北エリアには自立援助ホームが1ヶ所もないことに気がつき、「自立援助ホームという選択肢が県北にも必要なのではないか」と考えました。そして、「県北の子ども達に自立援助ホームという新しい選択肢を!」という想いを胸に、一般社団法人ガラットが結成することになりました。
ガラットのミッション
今ある自立援助ホームの課題として、退所した後の支援(アフターサポート)があります。
自立援助ホームから巣立っていく子ども達は、「家族」という後ろ盾がない状態で社会に出るケースが多く、その状況で自立することは簡単なことではありません。多くの子どもが、社会に出たあとに大変な苦労をしてしまいます。この問題は、「子どもたちの社会的自立」という自立援助ホームの使命を達成するために、避けては通れない道です。したがって、私達は子ども達の自立を段階的・包括的に支援していこうと考えています。
ホームを巣立っていく子ども達の自立を実現するために、「自立への4つのステップ」を掲げています。
①出会い(自立援助ホームに入居)
②共生(自立援助ホームで生活)
③後押し(アフターサポート)
④協力(自立し協力し合える関係性)
これら4つのステップを充実させると同時に、地域と連携し、子どもたちが自立しやすい地域づくりを促進していく必要があります。子どもたちの社会的自立を実現するためには、地域の方々との交流・協力が必要不可欠です。したがって、地域貢献にも力を入れ、地域内に子どもたちが遊べる場所や働ける場所、住める場所を整えていくことも重要です。
4つのステップを充実させ、地域の中に居場所を創り、「どのような子どもでも自立できる仕組み」を構築することが、一般社団法人ガラットのミッションです。